ミニ四駆 モーターの分解方法 ーカスタマイズしてミニ四駆を強化しようー


モーター分解でお宝パーツをゲットしましょう!
ミニ四駆のマスダンパーの軸にビスを使うと、コースアウトの衝撃で曲がってしまうことがありませんか?その結果、マスダンパーがうまく機能せず、安定した走行ができない…なんてことも
そこで今回は、ビスの代わりにモーターピンを活用するためのモーター分解方法をご紹介します!
モーターを分解することでシャフト(モーターピン)やローラーブッシュ(お宝ワッシャー)などの貴重なパーツを入手することができ、カスタマイズの幅がグッと広がるんです!
慣れれば約5分で分解完了!必要な工具や手順を詳しく解説するので、初心者でも安心して挑戦できます。ミニ四駆の改造をさらに楽しみたい方必見の内容です!
目次
用意するもの
- ペンチ
- プライヤー (無ければペンチをもう1つ)
- ゴムハンマー
- 3mm程度の穴の空いた治具
- スペーサー(6mm・6.7mmや12mm) 1つ
- ビス(8mmや15など) スペーサーより長いモノを1つ
- 軍手
モーターの分解図

モーターを分解すると上記のような構造になっております
分解するに当たり各部位の名称を知っておいた方が良いと思いますので、記載しておきます
各部位の機能に関してはマブチモーター株式会社様に詳しく記載があります(*´▽`*)
エンドベルを外す
エンドベル(モーターの後ろカバー)を外していきます

今回は片軸モーターの分解画像ですが、両軸でも作業は同じです
エンドベル部分をプライヤー(ペンチ)などではさみ、上下に動かしていきます
※端子の付いている方を上として下に引っ張ると外れるやすいです

ローター(電磁石)部分を取り出す
ハウジング(モーターの前カバー)からローター部分を取り出していきます

コミテーターをペンチを使い外していきます
この時コミテーターの先端に絶縁ワッシャーがついているので、潰さないように気をつけて作業していきます
コミテーター部分をペンチでつかみ回すと導線が切れコミテーターが外せます

赤丸がついているものが絶縁ワッシャーとなります
※確認途中で、コミテーターがボロボロになっていますが回して取る外すだけではこうはなりません(笑)
コアから導線を外す
コミテーターを外したら、コア部分にある導線を外していきます


コアには導線がたくさん巻かれており、取り外すにはなかなか手間がかかります(; ・`д・´)
丁寧に外していくと時間がかかってしまいます
そこで、導線の先端を持って上下に振ることでかなり取りやすいなるのでおススメです♪


シャフトからコアを外す
シャフトに取り付けられているコアをペンチを使って取り外していきます

左右からペンチやプライヤーなどを使ってコア部分をはさみ、ねじっていきます
コアの形状がねじれることで、シャフトからコア部分を外すことができます


ハウジングから軸受を外す
シャフトとゴムハンマーを使用して軸受を外していきます

軸受はハウジングに圧入させているため、まずハウジングとの境目をシャフトで叩いて外しやすくし、適当な硬いモノで押し出して外します
※今のところ軸受は使用することがないため外す必要があるのか時々疑問に感じますが、いつか閃くかもしれないので集めておきます(笑)


境目部分をある程度叩いて軸受を外しやすくしておかないと押し出す時に全然外れません(ノД`)・゜・。
※ハウジングのエンドベル側は手を切りやすいので作業には注意して下さい

シャフトからローラーブッシュ(お宝ワッシャー)を外す
3mm程度の穴の空いた治具を使ってローラーブッシュを外していきます

ローラーブッシュもそのまま引き抜くことはできないためシャフトより大きい(2.5mm~3mmくらい)の穴の空いた治具を使い
ゴムハンマーで叩いて外していきます
※この方法以外にピニオンプーラーを使用する方法もありますが、私は持っていないので叩いて抜きます(*’ω’*)

ゴムハンマーである程度叩いてローラーブッシュを端まで移動させ、スペーサーにビスを入れシャフトに乗せゴムハンマーで叩きます


まとめ
- エンドベルを外す
- エンドベル(後部カバー)をプライヤーではさみ、上下に動かしながら引き下げて外します
- 端子が付いている方を上にして引っ張ると外れやすいです
- ローター(電磁石)を取り出す
- ハウジング(前カバー)からローターを取り出します
- コミテーターをペンチで回して導線を切り、外します
- 絶縁ワッシャーが付いているので、潰さないように注意
- コアから導線を外す
- コアに巻かれた導線を外します
- 導線の先端を上下に振ると取りやすくなるのでおススメ
- コアに巻かれた導線を外します
- シャフトからコアを外す
- ペンチやプライヤーでコアをはさみ、ねじるように動かして外します
- ハウジングから軸受を外す
- シャフトとゴムハンマーを使って軸受を外します
- ハウジングとの境目をシャフトで叩いて外しやすくし、硬いもので押し出します
- エンドベル側は手を切りやすいので、軍手を着用して作業しましょう
- シャフトとゴムハンマーを使って軸受を外します
- シャフトからローラーブッシュ(お宝ワッシャー)を外す
- 3mm程度の穴の空いた治具を使い、ゴムハンマーで叩いて外します
- スペーサーにビスを通してシャフトに乗せ、叩いてローラーブッシュを外します
モーターを分解するとこで、シャフト(モーターピン)や絶縁ワッシャー・ローラーブッシュ(お宝ワッシャー)それから軸受など
様々な部品を回収することができます(*´▽`*)
これらを使うことで更に改造できる幅が広がり楽しくなります★
ミニ四駆は本当に奥が深いですね(∩´∀`)∩
ではまたっ!
モーターピンについて
モーターピンの寸法についてまとめておきます


片軸のモーターピンは約38mm
両軸のモーターピンは約45mm

径は約2mm