効率化を追求!短時間で作れるペラタイヤ治具を作ってみた

制振性の向上や軽量化のために、ペラタイヤを作成しようと思い
せっかくなので治具を制作しようと考えました!
そこで今回はペラタイヤの治具作成について解説していこうと思います(*^^*)
治具の完成までにたくさん失敗もしたので、参考になれば幸いです(笑)

目次
タイヤの重さ
ペラタイヤ作成後比較できるようにいくつかタイヤの重さを計っておきます

概要
治具作成に当たり、メルカリなどで販売されているペラタイヤが23mm程度となっているため
中経(タイヤ外径26mm)を23mm程度に削ることをベースに作っていきます
また通常の治具だと削るのに時間がかかってしまうため、短時間で作れるものを作成しようと思います!
※下記のようなリューターを使用する治具だと、私(;´∀`)の場合1本作成するのに30分ほど時間がかかります(;´∀`)



失敗例
治具作成に当たり、いろいろ失敗した形状についてまとめました(;´∀`)
失敗例1

リューターにシャフトを通した中経タイヤ付きホイールを取付、治具の四隅にタイヤに当たるようにカッターの刃を取付けたもの
負荷がかかり過ぎてタイヤの表面がボロボロになりました(笑)
失敗例2

刃の数が足りないのかと思い、4枚から6枚に変更しました。
こちらも上手く表面を削ることができず、同じくタイヤをボロボロにしてしまいました_| ̄|○
失敗例1・2で犠牲になったノーマルタイヤくん

申し訳ない(;´∀`)
失敗例3


負荷が大きいなら最初にタイヤをある程度カットしてから削れば良いのでは!?…と考えましたが、これがかなり大変(笑)カッターを使ってカットしましたが、全然切れず(T_T)オマケに作業的に危険でした(^_^;)
八角形になって終わりましたw
失敗例4

鉛筆削りのような構造で、タイヤを回転させながら削って行けば、負荷も少なく簡単に削れると思い作成しましたが…こちらもタイヤの負荷がかなり有り、削る量を減らした長い形状のモノも作成しましたが、どちらにしてもタイヤを削ることは叶いませんでした(;・∀・)
失敗例5


失敗例3以外はタイヤを手やリューターを使い回転させながら削ろうとしましたが、固定した状態で切ったほうが作業しやすいと思い考えたのがコレ
内径20mmの芯(ホイールの代用)に外径26mmのタイヤをセットし、更に内径26mmの受け材を取り付ける
芯にサークルカッターの針を刺して切ればあっという間に完成⋯のはずだったのですが、切れない!
タイヤの負荷が大きい事とカッターの取り付け部分が想定されていない負荷に耐えられず動いてしまい上手くいきませんでした(^o^;)
成功例
度重なる失敗を超え、加工が成功した形状についてまとめました(*^▽^*)
成功例1


刃(治具)を回転させてカットする方法にヒントを得て完成したのがこちら
治具の上下に刃を装着し、滑りをよくするためオイルを付け矢印方向に回転させる
大体の部分はカットすることができ、少し残った部分も手で取れるくらいのため使えそうなものが完成しました!
テストカット
とりあえず何本かカットしてみました(*´ω`*)



23.8mmで作成しようとしていたので、
ノーマルタイヤは+0.4mm程度
スーパーハードタイヤは+0.2〜0.3mm程度
とりあえずカットできました!
誤差はありますが、表面がある程度綺麗に仕上がる事と何より早い!1本カットするだけなら5分もかかりません(*´﹃`*)
成功例2
成功例1で形はほぼ決まりましたが精度と持ち運び安さを重視して作成しました!

幅3cm、高さ4cm程度の為、持ち運びが簡単です( *´艸`)
成功例1のように上下に刃を設置すると少し大きくなってしまうので、刃は1枚にしました


スーパーハードタイヤをテストカット
カット位置は23.8mmで作成していたのですが…全て24mm(;´∀`)
しかし全体の誤差は0.02mmほどなので刃の位置さえ直せば使えそうです♪




カット断面
そのまま使用できるレベルの断面ではありませんが、作業時間を考えればいい感じです(*´▽`*)


重さの比較
中径スーパーハードタイヤの外径26mmを約24mmにカットした場合の重さについては
1.8gだったタイヤが1.3gになり0.5g軽量化できるので、4本で2g軽くすることができるようです★


まとめ
- 作業時間の短縮:1本あたり30分→5分程度
- 軽量化:1.8gのタイヤが1.3gに(4本で2g削減)
- 表面仕上げ:最終的な仕上げをして使用可能なレベル
今回は自作でペラタイヤの治具を作成しました(*´▽`*)
4ヵ月ほど試行錯誤を重ねなんとか形になり良かったです(笑)
ブラッシュアップして精度と機能性を兼ね備えたものを目指し、更に追及をしていこうと思います!
それではまたっ!